当院について

ご挨拶

近年の医療の動向は内視鏡手術や日帰り手術などにみられるように、医療工学の進歩には目覚ましいものがあります。先端医療技術の導入は国民健康衛生の向上に貢献していますが、一方それを支える財源の膨張が問題となっています。
病気には緊急に医療処置が必要な急性期疾患と、長期にわたり療養や介護を必要とする慢性疾患があります。どちらも医療として大切で、両者が連携して充分に機能しなければなりません。かつての内科や外科の大きな診療科が今日では専門細分化してきているように病院もどのステージ(病期)を担当するかで類別化されています。
十慈堂病院の入院病床は介護療養型病床群に属し、急性期治療が終わった後の医療を担当し、ご利用の多くは脳血管障害後遺症、関節リウマチ、認知症など日常生活上の支障の為に長期入院を必要とする高齢者の方で、したがって治療よりも介護に重点を置いた療養生活を送っていただいています。
高齢社会にあって、ご家庭の事情により在宅療養あるいは施設入所など、様々の療養形態を希望されます。十慈堂病院を中核とする医療法人敬生会ではそれぞれの家庭のご要望に対応すべく介護老人保健施設(老健)、訪問診療制度、訪問看護ステーション等を併設し地域との密接なネットワークとともに医療・介護面で専門的立場からの支援を心掛け、ご養生の患者さまとご家族に満足度の高い日々を送っていただくよう願っております。

病院長からのご挨拶

 新しい年を迎えて

 令和6年、新しい年を迎えました。コロナ禍の状況が続いてきましたが、現在では5類感染症となり、大きな流行も抑えられ、インフルエンザとともに散発的に発生している状況であります。 

 現在、当院では、3つの部門で当地区の地域医療に対応しております。1つ目は療養病床での入院加療ですが、昨年の4月に一部介護医療院に変換されました。今年4月には残りの介護療養病床を医療療養病床に変換する予定であります。今までより医療を必要としながら療養していく方々に対して準備したいと思います。両方の病床を運用しながら、日常、常に介護の必要な方々の長期の療養に心のこもった医療・介護を行っております。自宅近くでの療養施設としてお役に立てればと思います。 

2つ目はともろー訪問看護ステーションと連携した介護保険での在宅医療,そしてデイサービスの部門です。在宅療養の可能な方々に、生活力のアップ、同居の方々の負担軽減をめざす対応をしています。 

3つ目は外来診療で 内科一般(さらに専門外来として、アレルギー・膠原病、神経内科)、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科の外来が行われています。どの科も高齢化社会に不可欠であり、急性期病院との連携も確立し、十分な対応できていると思います。私の担当の脳神経外科では、物忘れ外来も行っております。さらに各種健診、予防接種等も引き続きおこなっていきます。よろしくお願いします。 

高齢化社会において、この舞岡台~日限山地区においても、病院やバス停までの少しの坂、少しの段差がきつく感じられ、通院も大変になってきているかと思います。地域に根ざした医療機関として、通院での援助ができないか検討しておりますので、ぜひ、ご利用していただきたいと思います。 

高齢者社会に優しい、頼りになる病院をめざしてまいります。本年も、よろしくお願いいたします。 

令和6年1月

十慈堂病院院長  北村 佳久

病院長  北村 佳久

病院の理念

私たちは明るく清潔な環境の中で、安全で信頼される医療と暖かく安らげる看護と介護を
ひとりひとり手渡しで提供いたします。

かかりつけ医をお探しの方へ

「かかりつけ医」とは健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のことです。
※公益社団法人日本医師会ホームページより

常日頃から継続的に同じ医師にかかる事により、生活習慣や健康状態を把握することができて、大病院へかかるよりも慣れ親しんだ地域で、短時間で治療が受けられます。
また万が一入院や専門的な治療が必要となった場合でも、適切な病院や診療科を紹介してもらえるなど、かかりつけ医を持つことによってこういったメリットを受けることができます。
さらに大きな病院へかかるときも、紹介状を持って行かないと特別な費用が掛かってしまいますが、当院がかかりつけ医となり診療情報提供書を記載することにより、受診時に余分な費用がかからずにすみます

院内マップ

設備ギャラリー

連携病院のご案内

当院では、下記の医療機関と連携を取っています。
その他の医療機関をご希望される場合も紹介状を作成いたします。